HIV抗体検査マニュアル

HIV抗体検査マニュアル・リーフレットを刊行いたしました

HIV抗体検査マニュアルについて

HIV感染者が増えています。中でも感染を知らずに「いきなりエイズ」で発見される方が増えています。

感染を早期に発見し、きちんとした治療を行うことで、エイズの発症は予防することができます。

このマニュアルは、感染の早期発見を促し、医療従事者の方が適切に対応できるよう、また適切な治療へと繋ぐための手順を示したものです。

マニュアル内容

HIV検査の流れ

こんな疾患を発見したら、HIV検査を勧めてください

HIV検査前の医療従事者の心得として……

抗体検査を勧めるときは、こんな話し方をしてみましょう

結果を告知するときは……

全国のHIV/AIDS治療機関

受検者用リーフレットについて

「この検査はどういうものか」、

「この検査結果の意味は何を意味しているのか」、

これらは検査を受けられた方にとっては、とても理解しにくいことです。

ましてや、検査の結果によって精神的なショックを受けている場合であればなおさらです。

医療従事者からの説明をより理解しやすく、また少し落ち着いた状態になってからも目を通して頂けることを考えて、受検者用のリーフレットを作成しました。

スクリーニング検査、確認検査、それぞれの検査結果の違いにより4種類、HIV抗体検査についてを1種類があります。状況に応じて、ご活用頂ければ幸いです。

 

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HIV抗体検査マニュアル

HIV抗体検査を受ける方へ

スクリーニング検査の結果が 陰性 となった方へ

「スクリーニング検査の結果が 陽性」とは…

確認検査の結果が 陰性 となった方へ

「確認検査の結果が 陽性 」とは……

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HIV検査の流れ

日本エイズ学会、日本臨床検査医学会標準推奨法

HIV検査の流れ

こんな疾患を発見したら、HIV検査を勧めてください

梅毒、尖圭コンジローマ、淋病、クラミジア、性器ヘルペスなどの性感染症

若年者、壮年者の帯状疱疹

結核

不明熱

繰り返す肺炎

ウイルス性肝炎(A B C)

カンジダ感染症(口腔内、食道)

慢性の下痢

原因不明の体重減少

慢性のリンパ節腫脹

伝染性単核球症に類似した症状

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HIV検査前の医療従事者の心得として……

エイズは特別な病気という認識をもたない

 

・他の検査を勧めるときと同じ態度で。

 

・わかりやすい表現で。

 

・検査希望者を歓迎する。

プライバシーに配慮する

 

・個室など、リラックスして相談しやすい環境をつくる。

 

・検査結果は本人に直接告知する。

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抗体検査を勧めるときは、こんな話し方をしてみましょう

検査の必要性を伝えるとき

「今の病状は、HIV感染症によって起こっている可能性も考えられます。検査をしたほうが良いと思いますが、いかがでしょうか。」

 

「この病気は性感染症なので、同じ性感染症であるHIVに感染していないか、この機会に検査を受けられてはいかがでしょうか。」

検査を受けるメリットを伝えるとき

 

「もし感染していた場合でも、今では治療も進歩しているので、病状を回復したり、維持したりすることができるようになりました。普通に生活もできます。早くわかれば、それだけ適切な治療が受けられます。」

 

「HIVに感染しているかどうかは検査を受けることでしか、わかりません。」

プライバシーを守ることを伝えるとき

「結果は必ずご本人だけに直接お伝えします。ご本人の了解なく、ご家族などに結果を伝えることはありませんので、ご安心ください。」

検査結果は、必ず本人に告知しましょう

本人の了解なく家族等へ告知してはいけません

検査について説明するとき……正確に説明しましょう

「この検査は、感染してから3ヶ月以内では、感染していても陽性と出ない場合があります。感染の可能性のある行為から3ヶ月以上経ってから検査をした方が良いでしょう。」

 

「結果が陰性でしたら、感染していないということです。」

 

「1回目の検査で陽性だった場合、次に確認検査を受けていただくことになります。確認検査でも陽性だった場合は、感染しているということです。」

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結果を告知するときは……

準備として大切なこと

・患者さんに会う前に、結果を確認する。

・プライバシーの守られる場所と時間を確保する。

・HIV感染症のパンフレット、専門病院の情報等の資料を準備しておく。

スクリーニング検査が陽性の場合

「いまの時点でHIV感染症が確定したわけではありません。検査の性質上、感染していないのに陽性となる場合がありますので、もう一度、確認検査を受けていただくことになります。」

 

「確認検査の結果がでるまでに一週間くらいかかります。結果を待つ間、何か不安なことはありますか。」

 

※この段階で専門医に紹介する場合

 

「今の時点でHIV感染症が確定したわけではありません。確認検査が必要になりますので、専門医を紹介します。」

偽陽性についてしっかりと説明しましょう

●1~3/1000人(約0.3%)が偽陽性と出る場合があります。

妊婦の偽陽性率は高く、現在のところ、スクリーニング検査で陽性が20名出た場合、真の陽性(確認検査で陽性)はそのうち1名程度(約5%)という報告があります。

●偽陽性と判定されることがある病態

・妊婦、多産の女性

・血液腫瘍

・膠原病

・原発性胆汁性肝硬変

・原発性硬化性胆管炎

・アルコール性肝炎

・ヘルペスウィルスなどのDNAウィルス感染症 など

確認検査が陽性の場合

「確認検査の結果は、陽性でした。HIVに感染しているということです。」

「HIV感染症といっても、治療法も進歩していますので、病状を回復したり、維持したりすることができるようになりました。」

HIV陽性であることを、はっきりと伝えましょう

・ショックで説明が頭に入らない場合があるので、死の病ではないことを繰り返し伝えることが大切です(HIV感染≠エイズ≠死)。

・次の受診に繋げることが大切です。できるだけ速やかに専門医を紹介してください。

陽性告知の後、専門医へ紹介するとき

「HIV感染症の治療に関しては、経験のある医師に診てもらう方が、安心だと思います。」

※院内に専門医がいない場合

「新潟県内には6つの拠点病院がありますので、ご希望の病院を紹介します。」

紹介状を作成したら……

・紹介先が決まったら、患者さんの同意の上、事前に電話連絡をして受診日の調整等を行い、専門医を速やかに受診(再診)できるような体制を整えましょう。

・確認検査陽性で感染が確定した場合は、診断から7日以内に最寄りの保健所に「患者発生届」の提出が必要です。

スクリーニング検査・確認検査が陰性の場合

「検査結果は陰性でした。結果の確定までに時間がかかり、不安だったでしょう。HIV には感染していませんので、ご安心ください。」

「今後の感染を予防するためには、コンドームを使用されることをお勧めします。」

「今後もリスクのある性行為をした場合は、再度、抗体検査を受けてください。」

陰性告知の場面は、感染予防を促す良い機会でもあります

特に、他の性感染症がある場合には、予防教育が大切です。

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全国のHIV/AIDS治療機関(ACC・ブロック拠点病院)

国立国際医療研究センター(ACC)

HIV感染症に対する高度かつ最先端医療を行いつつ、新しい治療法開発のための臨床研究、情報提供、研修なども実施しています。

北海道ブロック

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その他全国に381の拠点病院が配置されています。

http://hiv-hospital.jp/

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HIV検査・相談窓口の情報サイト

HIV検査・相談に関する詳しいことは「HIV検査・相談マップ」をご覧ください。

HIV検査・相談マップ

http://www.hivkensa.com/

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