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HLA-B*5701, HLA-DR7, 及びHLA-DQ3の存在とHIV-1逆転写酵素阻害剤であるabacavir
に対する過敏症との関連. 遺伝子テストにより,抗レトロウイルスであるabacavirによる致死的な過敏反応を起こす可能性のあるHIV-1患者を同定できる.
abacavirは,HIV-1に対して強力な抗ウイルス活性を持つ,一般的に用いられている逆転写酵素阻害剤であるが,abacavirで治療された患者の約5%が多臓器を侵す過敏反応を発症し,まれに死亡することもある.症状は,通常治療開始後6週以内に出現し,発熱,発疹,胃腸症状,無気力あるいは倦怠感などを認める.治療を継続すると過敏反応に関連する症状は増悪し,abacavirを中止すると通常24時間以内に改善する.abacavirで治療された200例のHIV患者について,免疫反応に関連することが知られているMHC遺伝子を解析した.abacavir過敏症は,18例に認められ,167例については6週間の治療後に忍容性が確認された.
HLA-B*5701アレルは,18例のabacavir過敏患者のうち14例(78%)に認められたのに対し,167例の対照例の4例(2%)に認められたにす
ぎなかった.HLA-B*5701, HLA-DR7, 及びHLA-DQ3の組み合わせ(57.1 ancestral
haplotype)は,abacavir過敏患者の13例(72%)に認められたが,対症例には存在しな かった.abacavir暴露群全体において,同遺伝子の組み合わせが存在する場合,
abacavir過敏症の予測値は100%であり,同組み合わせが存在しない場合,過敏症を認 めない予測値は97%であった.(Lancet
359: 727, 2002)
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