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プロテアーゼ阻害薬の追加薬剤として、リトナビルを使うよりはサキナビルを使った方が脂質に与える安全性は高い。
データ的にはプロテアーゼ阻害剤(PI)で、ウイルス学的失敗の率も、ウイルス量が検出限界以下に至った時間も、CD4値が100cells/mlを上回るまでに要した期間に関しても有意差はなかった。
しかし、総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪値に関しては、サキナビルを使用した患者では、インジナビル使用者に比べ有意に低下していた。
生命に関わらない副作用に関しても、インジナビルの28%と比較してサキナビルは15%と低かった。
48週のstudyで、最後までウイルスが抑制されていた者は、サキナビル使用者で高かったが、これも副作用に対する反応の違いに起因しているのかもしれない。
PIのリトナビルを追加薬剤として使う場合、PIの代謝を引き下げることで治療の効果を改善することがあるというのは良く知られた話である。しかし、リトナビルを通常の400mg使ってしまった場合、脂質に与える危険性が高くなる。
サキナビル/リトナビル(1000mg/100mg)とインジナビル/リトナビル(800mg/100mg)として、その効果、安全性の違いを調べるstudyのPhaseWが計画されている。
Dr. Cal Cohen, MDは次のようにコメントしている。「様々な薬剤のレジメンで脂質動態を理解することは治療者にとって重要なことになってくるだろう。長期間に及ぶ抗レトロウイルス治療のような場合では、特にそうである。この実験を通して、追加薬剤としてサキナビルを使うことで、高濃度のリトナビルが与える脂質異常を避けられることがはっきりした。」
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