12/20/02配信分

Highly Active Antiretroviral Therapy Reduced Visceral Leishmaniasis in French Patients with HIV

Journal of Infectious Diseases
By Mark Moran  11/22/2002


 HAARTはフランスのHIV感染患者において内臓リーシュマニア症を減少させた。

フランスにおけるHIVに関連したリーシュマニア感染率が、1996年のHAARTの導入後、著しく減少した。フランスの研究者は、1992年以降、55,626名のHIV感染者のうち165名に内臓リーシュマニア症が認められることを明らかにした。その発生率は、1996年までは平均11.6/10,000人であったが、HAART導入後は6.3人/10,000人に減少した。内臓リーシュマニアの発症の相対的危険度は、ドラッグユーザー、南フランス在住者、経過中CD4が50個/mm3の者などのグループにおいて高かった。しかし、少なくとも3剤を含んだ治療を行っている者は、抗HIV療法を受けなかった者より、相対的な危険はより低かった。

DT-HIV: Structured Treatment Interruptions Help Control Viral Replication

By Alison Palkhivala
GLASGOW, SCOTLAND -- November 21, 2002 --


STI(Structured Treatment Interruptions...計画的な治療中断)は、短期間抗レトロウイルス治療を受けたHIV患者のウイルス複製に対するコントロール力を増す。

オスロのUllevaal大学病院のArild Maelandらは、急性HIV感染あるいはセロコンバージョンに続き6〜8ヶ月間抗レトロウイルス治療を行い、少なくとも3ヶ月間、完全にウイルス抑制がかかった状態(HIV-RNA under 50 copies/mL)になった患者14人を選んだ。
 
14人に対し、1週間毎にウイルスレベルをモニターしながら最大で12週間STIを行った。ウイルス量が50,000 copies/mLを越えた時、あるいは3週間連続して5,000 copies/mL以上の値を示したときは、治療を再開した。2回目の中断は、少なくとも3ヶ月以上治療を行い、2ヶ月間完全にウイルス抑制がかかってからとした。2回目の治療は前回と同様のクライテリアに基づき行った。

最初の12週間のレジメンが終了した段階で、完全な形で2回のSTIを行えたのは10人だった。残りの4人のうち2人は12週以内にクライテリアを再開することが出来なかった。1人は治療を再開しない選択をし、最後の1人は最初のSTI後に薬の変更をした為にstudyから除外された。

治療中断からウイルスが血中に検出できるまでの時間を比べると、1回目と2回目とで、10人のうち8人で2回目の方が延長していた。残りの1人は変わらず、1人は短縮していた。(p=0.039)治療再開までの時間では9人が延びていた。(p=0.004)The areaunder the viraemia curve、ウイルス血症のピークは10人全員で減っていた。(p=0.002)

このstudyは、STIが患者が家庭でfollowするのに適していることを示している。余計な手段を使うことなく家庭で行えるのだ。「1回目より2回目の中断の時の方がウイルス血症が低く抑えられたが、これは患者にとって、より良いコントロール状態を作り出すある種の自己ワクチンのようなもの
が存在したのだろう。」とDr. Maelandは述べている。

DT-HIV: Atazanavir Safe and Effective in Presence of Hepatitis B or C Co-infection

By Alison Palkhivala
GLASGOW, SCOTLAND -- November 22, 2002 --


B型またはC型肝炎ウイルス混合感染HIV感染患者へのatazanavirの使用は、安全であり、効果的である。

研究者らはatanazavirに関する2つの48週間の臨床試験を行った。最初の調査では、無作為抽出で、atanazavir 400mg 1回/日の治療を181人のHIV感染患者に、atanazavir 600mg 1回/日を195人の患者に、lamivdine/stavudine(3TC/d4T)使用下にnelfinavir 1250mgを加えた治療を91人に行った。2回目の調査では、無作為抽出で、405人の患者にatanazavir 400mg/日を、405人にzidovudineと3TC使用下にefavirenz 600mg/日を使用した。

どちらの調査でも、患者はHIV-RNA levelが少なくとも2000 copies/ml, CD4 cells数が100 cells/mm3, liver transaminase levelが正常上限の3倍以下だった。
atanazavirを含むregimenを行われたうち、103人の患者がHBVs抗原陽性またはHCV抗体陽性であった。HBVまたはHCV混合感染患者でも、atanazavir 400mgを内服している間、HIV-RNA抑制率は同程度であった。(両調査で、混合感染者と非混合感染者において-2.46〜-2.83 copies/ml)混合感染患者は、baseline・atanazavir内服中ともに、HIV単独感染患者より liver transaminase levelの上昇が大きかった。しかし、これらの増加はnelfinavir・efavirenzでも同様にみられた。

さらに、bilirubinのgrade 3-4の上昇は、atanazavir内服HBVまたはHCV混合感染患者と非混合感染患者の間で同等であった。
また、これらの上昇は、同時期のALT・AST level grade 3-4の上昇として定義される、肝毒性とは関係なかった。


atazanavirはB型またはC型肝炎ウイルス混合感染HIV感染患者に対し、安全であった。Transaminase上昇は、atanazavir, nelfinavir, efavirenzで同程度みられた。HIV-RNA抑制はHBVまたはHCV混合感染患者と非混合感染患者で同程度であった。

DT-HIV: Nelfinair or Ritonavir Offer Better than Expected Long-Term Benefits in Patients with HIV

By Alison Palkhivala
GLASGOW, SCOTLAND -- November 20, 2002


775名のHIV感染患者に、ネルフィナビル750mg(分3)あるいは1250mg(分2)、リトナビル600mg(分2)服用の3群にそれぞれ割り振られ、忍容性が保てない場合は別群に変更可とし、それでもだめならインジナビル内服に変えて良いというレジメンで試験が行われた。

54%は臨床的にAIDSを発症しており、平均CD4細胞数は58/mm3、24%は初めての抗ウイルス療法であり、26%でサキナビル内服歴があった。
平均follow-up期間は41.9ヶ月で、病状進行率は、 100 person years でネルフィナビル群12.8 、リトナビル群11.1 (p=0.24)であった。

同じ患者の中で、NRTIのみで治療されていた患者の病状進行率に比べると、6ヶ月で50%、4年で75%低下していることも判明した。

2年後のCD4細胞数の増加平均は、ネルフィナビル群132、リトナビル群153であったが、中断例の時期についてはp=0.0002でリトナビル群の方が早かった。

DT-HIV: Nevirapine Provides Sustained Efficacy in Combination with Other Nucleoside Analogues

By Alison Palkhivala
GLASGOW, SCOTLAND -- November 21, 2002 --


8年の経過観察の結果、NRTI2剤とネビラピンの併用は、ウイルス量抑制とCD4細胞数保持に効果を現し続けていることが確認された。

53名のHIV感染患者を対象に24週、48週、96週と観察を続けた。最終判定までできた37名のうち、34名は男性で、 うち18名は当初ウイルス量100,000コピーを超えていた。5名は50,000-100,000、14名は 50,000以下、平均CD4細胞数は240であった。3分の1は、 96週まで治療継続できていた。31名中29名が CD4細胞数の増加をみており、 平均CD4細胞数増加は1415 であった。48週までは22患者でウイルス量400コピー以下を達成しており、さらに96週までに23名に増えていた。