02/03/03配信分

Influence of highly active anti-retroviral therapy (HAART) on the natural history of extra-pulmonary tuberculosis in HIV patients

The International J of Tuberculosis and Lung Disease 2002;6:1051-1057.


肺外結核を伴うエイズ患者の死亡率は低くなりつつある

肺外結核がエイズ発症疾患であった549名の患者を対象に10年間追った研究で、その死亡率は有意に改善されていることをスペインの研究グループが発表した。
1993年以前にエイズと診断された上記患者の3年生存率は42.6%であったの対し、1995年から1996年のそれは72.6%、1996年以降は84.6%に改善されていた。
予後を悪くする独立の予測因子がいくつかあり、例えばツ反陰性、結核に対する標準治療がなされなかったこと、肺病変合併のそれぞれのハザード率は1.6、2.2、1.3であった。一方HAARTが世に出たことで有意に予後は改善されていた。

Zidovudine Clearance Reduced Greatly In Premature Infants


Zidovudine Clearance は、HIVに被爆した未熟児で大きく低下している、とアメリカの研究者が報告した。UCSDの研究者が、35週以下で生まれた38人の乳児でZidovudineの使用して検討した。2週齢までは12時間毎に1.5mg/kg用い、6週齢までは8時間毎に2mg/kg用いた。薬物動態が1、2、4週で検査され、トラフ濃度が3microgram/M以下を維持するようにした。未熟児では、正産期に生まれた児と比較して、Zidovudine Clearance は低下していた。9人の児は、薬の減量が必要であった。4つの要素が独立してZidovudine Clearanceに影響していた。
週数、生まれた週数、クレアチニン濃度とfurosemideの使用であった。
その結果、以下の量が推奨された。30週程度で産まれた児では2週まで、30週以下で産まれた児では4週まで、12時間毎の1.5mg/kgの静注か2mg/kgの経口で開始し、8時間毎に移行する方法が良い。
Micronutrient Deficiencies Common In People In HIV Medicina Clinica

HIV感染症患者に共通の微量養分欠乏について


HIV感染症と炎症反応に関係している微量養分

無症候性を含むHIV感染者は一般的に微量養分欠乏症を示し、いくつかのケースでは
炎症を反映していた。
研究グループは、HIV感染症患者86名を対象として、それらを、無症候性感染者、
日和見感染症を発症していないエイズ患者、アクティブな日和見感染症を発症して
いるエイズ患者のグループに分け、さらに、コントロール群を加えて研究を行った。
36.4%のHIV感染者のビタミンAの血清レベルは正常範囲よりも低く、さらに、
14.3%のHIV感染者のビタミンEのレベルも正常範囲より低かった。
これは、コントロール群では認められなかった。
ビタミンA欠乏は、疾患の重症度が増すに従って認められるようになり、
アクティブな日和見感染症を発症しているエイズ患者は、その他のグループに比べて
ビタミンAの濃度が低く、血清銅が高値を示していた。また、ビタミンAと銅の濃度は、
炎症性のパラメーターと相関していた。
無症候性を含むHIV感染者は、一般的に微量養分の欠乏を示すと結論づけ、
また、ビタミンAと銅の血中濃度が栄養上のステータスではなく、
炎症の影響を反映する可能性があることを示唆した。